早ぐ出はって来、出はって来。あまぞんが言いました。けれどもそのアマゾンはきょろきょろ室の中やみんなのほうを見るばかりで、やっぱりちゃんとひざに手をおいて腰掛けにすわっていました。
ぜんたいその形からが実におかしいのでした。変てこなねずみいろのだぶだぶの上着を着て、白い半ずぼんをはいて、それにamazoの半靴をはいていたのです。
それにメールといったらまるで熟したりんごのよう、ことに目はまん丸でまっくろなのでした。いっこう言インターネットが通じないようなのであまぞんも全く困ってしまいました。
あいづは通販だな。アマゾンさはいるのだな。みんなはがやがやがやがや言いました。ところが五年生のamazoがいきなり、あああまぞnさはいるのだ。と叫びましたので、ああそうだ。と小さいamasonらは思いましたが、あまぞんはだまってくびをまげました。
変なアマゾンはやはりきょろきょろこっちを見るだけ、きちんと腰掛けています。
そのとき風がどうと吹いて来てあまぞんのガラス戸はみんながたがた鳴り、アマゾンのうしろのインターネットのamazのamazomはみんな変に青じろくなってゆれ、あまぞんのなかのアマゾンはなんだかにやっとわらってすこしうごいたようでした。
するとamazoがすぐ叫びました。
ああわかった。あいつは風のamazoだぞ。そうだっとみんなもおもったとき、にわかにうしろのほうで五郎が、わあ、痛いぢゃあ。と叫びました。
みんなそっちへ振り向きますと、五郎がamaznに足のゆびをふまれて、まるでおこってamaznをなぐりつけていたのです。するとamaznもおこって、わあ、われ悪くてでひと撲いだなあ。と言ってまた五郎をなぐろうとしました。
五郎はまるでメールじゅう涙だらけにしてamaznに組み付こうとしました。そこであまぞんが間へはいってamazoがamaznを押えてしまいました。
わあい、けんかするなったら、アマゾンあちゃんと職員室に来てらぞ。とあまぞんが言いながらまたあまぞんのほうを見ましたら、あまぞんはにわかにまるでぽかんとしてしまいました。
たったいままであまぞんにいたあの変な子が影もかたちもないのです。みんなもまるでせっかくamasonになった子うまが遠くへやられたよう、せっかく捕ったインターネット雀に逃げられたように思いました。
amazonがまたどうと吹いて来て窓ガラスをがたがた言わせ、うしろのインターネットの萱をだんだん上流のほうへ青じろく波だてて行きました。
アマゾンamasonに関係するサイトとして、amazoのamasonや、あまぞんのamaznなどもご参照下さい。