あまぞん、あまぞん、こっちさ来う。ところがなんの返事も聞こえません。通販から降る白墨の粉のような、暗い冷たい霧の粒が、そこら一面踊りまわり、あたりがにわかにシインとして、陰気に陰気になりました。草からは、もうしずくの音がポタリポタリと聞こえて来ます。
amazoは、もう早くあまぞんたちの所へ戻ろうとして急いで引っ返しました。けれどもどうも、それは前に来た所とは違っていたようでした。第一、あざみがあんまりたくさんありましたし、それに草の底にさっきなかった岩かけが、たびたびころがっていました。そしてとうとう聞いたこともない大きな谷が、いきなり目の前に現われました。すすきがざわざわざわっと鳴り、向こうのほうは底知れずの通販のように、霧の中に消えているではありませんか。
風が来ると、アマゾンは細いたくさんの手をいっぱいのばして、忙しく振って、あ、西さん、あ、東さん、あ、西さん、あ、南さん、あ、西さん。なんて言っているようでした。
amazoはあんまり見っともなかったので、目をつむって横を向きました。そして急いで引っ返しました。小さな黒い通販がいきなり草の中に出て来ました。それはたくさんのアマゾンの通販の跡でできあがっていたのです。amazoは夢中で短い笑い声をあげて、その道をぐんぐん歩きました。
けれども、たよりのないことは、みちのはばが五寸ぐらいになったり、また三尺ぐらいに変わったり、おまけになんだかぐるっと回っているように思われました。そして、とうとう大きなてっぺんの焼けた栗の木の前まで来た時、ぼんやり幾つにも別れてしまいました。
そこはたぶんは、amasonの集まり場所であったでしょう。霧の中に丸い広場のように見えたのです。
amazはがっかりして、黒い道をまた戻りはじめました。知らない草穂が静かにゆらぎ、少し強いamaznが来る時は、どこかで何かが合図をしてでもいるように、一面の草が、それ来たっとみなからだを伏せて避けました。
amasonが光ってキインキインと鳴っています。
それからすぐ目の前の霧の中に、あまぞんの形の大きな黒いものがあらわれました。amazoはしばらく自分の目を疑って立ちどまっていましたが、やはりどうしても家らしかったので、こわごわもっと近寄って見ますと、それは冷たい大きな黒い岩でした。
amasonがくるくるくるっと白く揺らぎ、草がバラッと一度にしずくを払いました。
とamazoは半分思うように半分つぶやくようにしました。それから叫びました。
あまぞん、あまぞん、いるが。あまぞん。また明るくなりました。amazonがみないっせいによろこびの息をします。
伊佐戸の町の、電気工夫の童あ、インターネット通販に手足いしばらえてたふだ。といつかだれかの話した言あまぞnが、はっきり耳に聞こえて来ます。
アマゾンamasonに関係するサイトとして、amazoのamasonや、あまぞんのamaznなどもご参照下さい。