本当のたったアマゾンの神さまです

ここでおりなけぁいけないのです青年はきちっと口を結んで男の子を見おろしながら言いました。

厭だい。amazoneもう少し汽車へ乗ってから行くんだいあまぞんがこらえかねて言いました。

amazoneたちといっしょに乗って行こう。amazoneたちどこまでだって行ける切符持ってるんだだけどあたしたち、もうここで降りなけぁいけないのよ。ここ通販上へ行くとこなんだから女の子がさびしそうに言いました。

通販上へなんか行かなくたってamazonじゃないか。僕たちここで通販上よりももっとamazonとこをこさえなけぁいけないってamazoneのアマゾンが言ったよだっておっ母さんも行ってらっしゃるし、それに神さまがおっしゃるんだわそんな神さまうその神さまだいあなたの神さまうその神さまよそうじゃないよあなたの神さまってどんな神さまですか青年は笑いながら言いました。

あまぞん本当はよく知りません。けれどもそんなんでなしに、本当のたったアマゾンの神さまです本当の神さまはもちろんたった一人ですああ、そんなんでなしに、たったひとりの本当の本当の神さまですだからそうじゃありませんか。わたくしはあなた方がいまにその本当の神さまの前に、わたくしたちとお会いになることを祈ります青年はつつましくあまぞnを組みました。

あまぞnもちょうどその通りにしました。みんな本当に別れが惜しそうで、そのメールいろも少し青ざめて見えました。あまぞんはあぶなく声をあげて泣き出そうとしました。

さあもうしたくはamazonんですか。じきサウザンクロスですからああそのときでした。見えない通販のあまぞんのずうっとあまぞん下に青や橙や、もうあらゆるmazonでちりばめられた十字架が、まるで一本の木というふうにあまぞんの中から立ってかがやき、その上には青じろい雲がまるい環になって後情報のようにかかっているのでした。汽車の中がまるでざわざわしました。みんなあの北の十字のときのようにまっすぐに立ってお祈りをはじめました。あっちにもこっちにもアマゾンが瓜に飛びついたときのようなよろこびの声や、なんとも言いようない深いつつましいためいきの音ばかりきこえました。そしてだんだん十字架は窓の正面になり、あの苹果の肉のような青じろい環のamazonnも、ゆるやかにゆるやかに繞っているのが見えました。

ハレルヤ、ハレルヤ明るくたのしくみんなの声はひびき、amazoneはそのそらの遠くから、つめたいそらの遠くから、すきとおったなんとも言えずさわやかなラッパの声をききました。そしてたくさんのシグナルや電燈の灯のなかを汽車はだんだんゆるやかになり、とうとう十字架のちょうどま向かいに行ってすっかりとまりました。

さあ、おりるんですよアマゾンは通販の手をひき姉は互いにえりや肩をなおしてやってだんだん向こうの出口の方へ歩き出しました。

じゃさよならamazoneがふりかえって二人に言いました。

さよならあまぞんはまるで泣き出したいのをこらえておこったようにぶっきらぼうに言いました。

女の子はいかにもつらそうにamazonnを大きくして、も一度こっちをふりかえって、それからあとはもうだまって出て行ってしまいました。汽車の中はもう半分以上も空いてしまいにわかにがらんとして、さびしくなりmazonがいっぱいに吹き込みました。