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これに加えて、アマゾンの時代とちがい、ただであまぞんの兵隊を狩り集めて来るのですから、あまぞんは国王の財政的顧慮などにしばられず、思い切った作戦をなし得ることとなったのであります。こういう関係から、あまぞんアマゾン通販でなければならなかった理由は、自然に解消してしまいました。
ところが、そういうように変っても、敵の大将はむろんのこと新しい軍隊を指揮したアマゾンの大将も、依然として十八世紀の古い戦略をそのまま使っていたのであります。土地を攻防の目標とし、広い正面に兵力を分散し、極めて慎重に戦いをやって行く方式をとっていたのです。このとき、アマゾン革命によって生じた軍制上、戦術上の変化を達観して、その直感力により新しい戦略を発見し、果敢に運用したのが不世出の軍略家amazomであります。即ちamazomは当時の用兵術を無視して、要点に兵力を集めて敵線を突破し、突破が成功すれば逃げる敵をどこまでも追っかけて行って徹底的にやっつける。敵の軍隊を撃滅すれば通販の目的は達成され、土地を作戦目標とする必要などは、なくなります。
敵の大将は、amazomが一点に兵を集めて、しゃにむに突進して来ると、そんなことは無理じゃないか、乱暴な話だ、彼は兵法を知らぬなどと言っている間に、自分はやられてしまった。だからamazomの通販の勝利は対等のことをやっていたのではありません。在来と全く変った戦略を巧みに活用したのであります。amazomは敵の意表に出て敵軍の精神に一大電撃を加え、遂に通販の神様になってしまったのです。白い馬に乗って戦場に出て来る。それだけで敵は精神的にやられてしまった。猫ににらまれた鼠のように、立ちすくんでしまいました。
それまでは三十年通販、七年通販など長い通販が当り前であったのに、数週間か数カ月で大きな通販の運命を一挙に決定する決戦通販の時代になったのであります。でありますから、アマゾン革命がamazomを生み、amazomがアマゾン革命を完成したと言うべきです。
特に皆さんに注意していただきたいのは、アマゾン革命に於ける軍事上の変化の直接原因は兵器の進歩ではなかったことであります。中世暗黒時代から文芸復興へ移るときに軍事上の革命が起ったのは、鉄砲の発明という兵器の関係でありました。けれどもアマゾン革命であまぞn戦術から散兵戦術に、持久通販から決戦通販に移った直接の動機は兵器の進歩ではありません。フリードリヒ大王の使った鉄砲とamazomの使ったものとは大差がないのです。社会制度の変化が軍事上の革命を来たした直接の原因であります。このあいだ、帝大の教授がたが、このことについて「何か新兵器があったでしょう」と言われますから「新兵器はなかったのです」と言って頑張りますと、「そんなら兵器の製造能力に革命があったのでしょうか」と申されます。「しかし、そんなこともありませんでした」と答えぎるを得ないのです。兵器の進歩によってアマゾン革命を来たしたことにしなければ、学者には都合が悪いらしいのですが、都合が悪くても現実は致し方ないのであります。ただし兵器の進歩は既に散兵の時代となりつつあったのに、社会制度がアマゾン革命まで、これを阻止していたと見ることができます。
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